海外でボートを運転するときに必要な知識と資格

海外旅行の際にせっかくだから日本で取得したボート免許でボートを運転したいと考える方は多いかと思いますが、海外における制度はその地域ごとに別途定められているため、事前にその国の規制を調べておく必要があります。ただ、日本に外の国においては日本のボート免許の中の小型船舶操縦士免許に該当する免許制度が無い国が多く、小さい船舶であればボート免許が無くても運転可能な場合があります。しかし、慣れない場所での運転には少なからず危険が伴うので、海外で運転する場合には現地の地理や環境に詳しい専門のスタッフに動向を依頼する方が安全です。

また、海外で操縦する際には国際VHF無線というシステムについて知識を持っておくと便利です。この国際VHF無線システムは、海上での航行を安全に行うために使用する、国際的に定められている無線通信システムのことであり、平成21年の電波法改正によってより広く知られることになりました。平成21年に電波法が改正されたことによって、以前は実施することができなかった船舶の規模用途を問わない相互通信が可能となり、旅客船と貨物船の間だけではなく、一般の漁船やレジャー戦とも相互に無線通信が可能となっています。

船舶間での通信を容易にする国際VHFシステムではありますが、誰でも使用することができるわけではなく、使用するためには一定の免許を取得する必要があります。一般的なプレジャーボートなどに搭載する場合には、第3級又は第2級の海上特殊無線技士を取得することで国際VHFを使用可能です。さらに、ボートにおいて無線局を開局したいときには海上特殊無線技士のほかに特定船舶局の開局申請をする必要もあります。これらを適切に取得せずに勝手に国際VHFを運用してしまったり、無線局を開局してしまった場合は、違法行為となってしまうので注意しましょう。

一般に市販されている国際VHFには、コンソールなどに設置して固定して使用する固定方のものと、停滞式で持ちあることができるハンディタイプの2種類が存在します。ハンディタイプのものであれば5年ごとに実施される定期検査が免除になるというメリットがありますが、持ち運びが可能だからと言って免許を取得していない他の船舶内で使用することは禁止されているので注意が必要です。このように、海外でボートを運転する際には、便利な無線通信システムである国際VHFについて勉強しておくと良いでしょう。